ガロハ~
こんにちはにんにくのプロ「ガリプロ」です。
今日は世界のにんにく事情ということで、フランス編です!!
中世ヨーロッパの面影を残す町、アルル(フランス北部)では、毎年8月に「にんにく祭り」が開催されています。
世界で最も伝統のあるにんにく祭りで、人口2、200人程度の小さな町に、なんと8万人もの人が詰めかけます。
華やかなパレードやにんにくにまつわる様々なイベントが行われ、無料で振る舞われるにんにくスープは大人気だとか。
アルルのにんにくがなぜそんなに好まれているかというと、その出来上がりにちょっとした工夫がありました。
この地域で栽培されたにんにくは、泥炭、褐炭、藁、オガクズなどを使い、薫製小屋でスモーク(薫製)されているのです。
この村がスモークにんにくで知られるようになったのは18世紀頃のこと。
そのなんとも言えない芳ばしい香りと味に魅了され世界各国から仕入れ業者も多数やって来るそうです。
発酵黒にんにくとはまた違った風味で美味しそうですね。アルルのにんにくは8月に収穫され、まず乾燥させます。
葉は切らずに残しておいて、ある程度乾燥したところで葉を編んでいきます(写真①)。
そして、約40℃前後のスモーク小屋に吊り下げて薫製にします(写真②)。
その食べ方は、スライスしてトーストの上にのせ、オリーブ油をかけて食べたり、ドレッシングに使ったりと様々です。
世界にはまだまだ私達の知らないにんにくがたくさんありそうですね。
また、次回をお楽しみに~!!