『にんにく物語 その2』 畑 正憲

ガロハ~!!

こんにちは。ガーリックのプロフェッショナル、ガリプロです!!

弊社代表光本とかねてより親交のあるムツゴロウさんこと畑正憲先生に、「にんにく物語」と題して、にんにくのコラムを書いていただきました。

これまで世界中を旅してこられた先生のユーモアたっぷりのお話しをブログでもご紹介していきたいと思います。

ニンニクは、おいしい。イタリア料理のレシピを調べてみると、ほとんどの料理の下ごしらえに、ニンニクが使われていた。

カンボジアでは、町のレストランに寄ると、生のニンニクをみじんに切ったものが、丼に入れられ、まずテーブルの上にどーんと出てきた。それをご飯にかけて食べる。

これがうまかった。食べる度に量が多くなり、十日もいるうちに、おかずを見向きもしなくなった。

友人たちに、「ニンニク中毒だな」と笑われる始末だった。

ニンニクは、人類最古の栽培植物である。中央アジアで食べられるようになり、それがあっという間に世界中に広がった。栄養が豊富に含まれていて、スタミナ源だと言う。

アメリカの国立がん研究所からは、がんの予防に役立つ食品が発表された。

ターメリック、玄米などなど、四十種以上の食品がピラミッド状に描かれ、最も効果があるという最上部には、ニンニクが置かれていた。そのイラストがブラジルのスーパーに貼られ、ニンニクが飛ぶように売れていた。

老化防止にも役立つという。これは、昔から不老長寿の薬だと言われてきた。

コレステロール値を下げるのにも、ニンニクの摂取が役立ったという。さらにさらに、あの話題のピロリ菌。胃かいようの原因になるというピロリ菌を、ニンニクが殺すと言うのである。

なんと、インフルエンザにも効いたという。ちゃんとした医学書に、「植物性殺菌剤」として紹介されていた。

ニンニクの効果は、数をあげればきりがない。ストレスを受けた際にも、撥ね返す力を与えてくれるという。

本当だろうか。

薬効もさることながら、とにかく、おいしい。私は、料理にニンニクを欠かせなくなっている。